第六回国際女性会議WAW!2022に、弊社 田中沙弥果が登壇しました。

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第六回国際女性会議WAW!2022に、弊社 田中沙弥果が登壇しました。

2022年12月3日(土)に行われた、第六回国際女性会議WAW!2022に、弊社 田中沙弥果が登壇しました。

詳細はこちら登壇させていただいたセッションは「分科会3:女性とデジタル・STEM教育」です。

youtubeにて無料配信されておりますので、ご興味ある方はぜひご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=px7FA2q8aJE (日本語)

その他のセッションも英語・日本語で視聴可能です。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/fp/hr_ha/page22_003904.html

本ブログでは、パネルトーク中、デジタル・STEM教育と女性に関して制度を導入することによって変えられることはあるか、という議題が一つありましたが、時間の関係上伝えきれなかった部分に関してお伝えできればと考えております。

以下の内容は文部科学省や内閣府など各省庁の方々と意見交換をし、政策提言を実施している内容の一部を抜粋しております。

課題の認識

日本におけるSTEM(科学・技術・工学・数学)分野に進学する女性の比率は16%と低く、OECD加盟国の中で最下位です。

また国内の調査においても、文部科学省「令和3年度学校基本調査」では、大学の分野別入学者に占める女性比率が理学分野30.2%、工学分野15.2%と依然として低い割合です。

その原因はさまざまな課題が関係しています。

提言内容

<予算に関して>

まず、予算に関して、文部科学省 次世代人材育成事業で女子生徒の理系進路選択支援にかけている予算は1.1%の4200万円と非常に少ない現状です。

SSHなどで理系を選択する女子生徒が増えている可能性については伺っておりますが、理系を選択する女性を増やす施策が目的の資金とデータ収集・分析・公開については別軸で予算立てが必要と感じています。

<大学に関してIT系学習内容の選択可能にする>

特定非営利活動法人みんなのコードの日本国内の大学における情報系学部・学科の実態調査によると、情報系学部・学科の志望者数は2011年の12,652人から21年の16,938人へと34%増加しているのにも関わらず、、国公立大学前期日程の情報系学部・学科の定員は横ばいとなっています。

また、日本においては、高校1年時に文理選択があることによって、理系を選択しなかった学生が高校1年生の時点で理系への道がほとんど断たれてしまう現状にあります。しかし、Waffle主催の文系の大学生・院生向けのプログラムでは、文系の大学生がプログラミングを学んでみたいと思っていても、気軽にチャレンジできる機会が多くはないということがわかりました。したがって、大学入学後に文理関係なくデータサイエンスやプログラミングの授業を取得可能にすることや、履修した後にスキルが身についた証として認証制度を用いると良いのではと考えております。

例:津田塾大学 総合政策学科ではデータサイエンスが必修科目。https://www.tsuda.ac.jp/learning/interview/dialogue/221024.html

WAW!概要について

WAW!は,World Assembly for Womenの略称で,「ワウ!」と呼ばれています。WAW!には,世界中の地域,国際機関から様々な分野で活躍するトップ・リーダーが参加し,日本及び世界における女性のエンパワーメント,女性の活躍促進のための取組について議論を行います。

 この会議は、日本政府の最重要課題の1つであるジェンダー平等と女性のエンパワーメントを国内外で実現するための取組の一環として2014年から開催している国際会議であり、今回が6回目の開催です。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/fp/hr_ha/page22_003904.html