2025年6月Waffle活動報告とお知らせ

6月21日、「Technovation Girls 2025」日本公式ピッチイベントが開催されました。半年にわたる取り組みの集大成として、参加チームが熱意あふれるプレゼンテーションを披露し、会場は大いに盛り上がりました。
その中から、米国本部により世界大会ファイナリストに選ばれたチームも誕生!日本から世界へと挑戦が広がっています。
また、Waffle Collegeの学生たちも、外部ハッカソンで1位・2位を独占する快挙を達成。学びの場を超え、挑戦と成長が着実に実を結びつつあります。
7月は、全国への活動展開がさらに加速し、新たなプログラムも続々とスタートします。今号では、活動の最新情報と、参加者の皆さんの頑張りをお届けします。最後までご覧いただき、ぜひ身近な方へもシェアいただけますと幸いです。
6月21日(土)、Technovation Girls 2025 日本公式ピッチイベントを開催!約半年間にわたる日本プログラムが終了

6月21日(土)に「Technovation Girls 2025 日本公式ピッチイベント」が開催されました。88チーム・440名の参加者の中から選ばれたファイナリスト11チームが、審査員と200名を超えるオーディエンスを前に堂々とプレゼンテーションを行いました。今年は、1次予選で惜しくもファイナリストの座を逃した11~20位のチームも東京会場へ招待し、本戦直前に別途ピッチを行い、そこで見事1位となったチームがファイナリストとして本戦のステージにあがりました(チャレンジステージ)。
文部科学大臣賞に選ばれたのは、認知症予防のためのAIチャット日記アプリ「DiaLink」を作ったチーム「E-support」。その他、災害時の水不足問題や熱中症対策など、それぞれ異なる社会課題に真摯に向き合ったアプリを開発しました。
「最初はプログラミングが全然わからなかったけど、チームメンバーと協力して本当にアプリができた時は感動した」
「自分たちのアプリで困っている人を少しでも助けられるかもしれないと思うと、もっと頑張りたくなる」といった参加者の声に、私たちも大きな感動を覚えました。
また、9日(日本時間)に米国本部より発表があり、視覚障害者が音声操作で安全に移動できるようサポートするアプリ「TorchVision」でメットライフ財団賞(メットライフ財団 提供)を受賞した、「Infiniti ∞ Girls」が、「World Summit(世界大会、2025年9月オンライン開催予定)」のファイナリストに選ばれました!
World Summitの模様は、本ニュースレターでも、後日ご紹介したいと思います。
日本公式ピッチイベントのファイナリストおよび受賞チームは、こちらをご覧ください。
当日のアーカイブ動画は、こちらをご覧ください。
全国の大学生へ!Waffle College キックオフでテクノロジーとの新たな出会いを

「ITに興味はあるけれど、何から始めたらいいかわからない」「文系だから無理かも…」そんな想いを抱える大学生のために、テックキャリアへの“第一歩”を支援する体験型プログラム「Waffle College キックオフ」を5月から全国で開催しています。
5月から6月にかけて、福井大学・東北大学・東北学院大学、清泉女子大学、津田塾大学にて開催した際には、「最初は不安だったけど、すごく楽しかった!」「ITの世界を身近に感じた」「自分にも作れるんだって、ちょっと自信がついた!」
といった感想をいただきました。
参加者は、自己紹介ページや推しを紹介するページなど、それぞれの「好き」や「個性」をかたちにしたWebサイトを制作。初めてのコーディングでも、IT企業で活躍するメンターやWaffle Collegeの修了生である大学生が丁寧にサポートし、楽しみながら完成までたどりつく姿が印象的でした。
このキックオフイベントは、半年間の学びにチャレンジできる「Waffle College テックキャリアコース」への第一歩。テックキャリアコースでは、実際にコードを書きながら学ぶプログラミング・AIの基礎から、仲間と一緒に社会に役立つアプリ開発まで、文系・未経験でも安心してチャレンジできる環境を提供しています。
「将来はIT企業で働きたいけど、何をすればいいのかわからない」「ITサービスを開発して社会に貢献したい」そんな想いを持つ学生たちを全力でサポートしていきます。
岡山県立岡山操山高校の生徒に Waffle × 日本マイクロソフトのワークショップを実施

6月17日(火)、日本マイクロソフト株式会社のオフィスにて、岡山県立岡山操山高等学校の2年生41名を対象とした特別ワークショップを開催しました。はじめてのWebサイト制作やAIとの対話体験、そして社員の方々によるキャリアトーク…。
テクノロジーを“使う側”から“つくる側”へ。そんな視点の変化が生まれた一日でした。生徒たちは、ただWebサイトを作るだけではなく、「誰と働きたいか」「自分らしさってなんだろう」など、将来や多様性についてもじっくりと考える時間に。文系・理系に関係なく、ITの世界が自分にも開かれていることに驚きとワクワクを感じている様子が印象的でした。
生徒たちからは、
「難しそうと思ってたけど、やってみたら楽しかった!」「“自分にもできるかも”って少し自信が持てた」「偏見があることに気づいてハッとした」
といった感想が寄せられました。
地方の生徒たちにとって、テクノロジー企業を訪問し、第一線で活躍する先輩の話を聞ける機会は貴重です。今後も、このような機会を提供してまいります。
6月のWaffle Club、AI体験と「文系から理系へ」の
リアルストーリーで大盛況

6月15日(日)に開催されたWaffle Clubでは、10名の中高生の皆さんに参加いただき、AIを活用したワークショップとキャリアトークを実施しました。
前半のワークショップでは「画像を解説するアプリと推し認識ツールをAIで作ろう!」をテーマに、「Thunkable」と「Teachable Machine」を使って、参加者それぞれが自分だけの推し発見器を作成しました。
「AIって少し難しそうに感じるかもしれませんが、実は誰でも簡単に触れられるんです」という言葉通り、参加者からは、
「こんなに簡単にAIが使えるなんて!」「自分でも作れるんだ!」
という驚きの声が続々と上がりました。
後半のキャリアトークでは、高校時代は文系で、AIやテクノロジーに興味を持ち、大学進学を機に理系へ転向した経験をお持ちのWaffle College3期修了生をスピーカーに迎えました。
特に印象的だったのは、ポジティブな面だけでなく、女性が少ない理系環境で学ぶ中での困難や不安といったネガティブな面についてもリアルにお話しいただいたことです。
「最初は不安だったけど、挑戦して本当によかった」「コミュニティの大切さを実感した」
という言葉に、多くの参加者が勇気をもらったようです。
お知らせ
認定NPO取得に向けたご寄付・ご支援のお願い
Waffleは現在、「認定NPO法人」の取得を目指しています。この認定を得ることで、将来的にご寄付が税控除の対象となり、寄付者の皆さまにとって、活動を支援しやすい仕組みを整えることが可能になります。
認定取得には、「年間100名以上の方から3,000円以上のご寄付をいただく」という条件を満たす必要があります。これは、Waffleが市民の皆さまのご支援によって成り立つ団体であることを示す、大切な指標です。
また、認定を受けることで、団体としての透明性や運営の健全性が公式に評価されることとなり、これまで以上に安定的・継続的な活動を行える体制づくりにもつながります。2026年3月末までに、あと80名の方から3,000円以上のご支援をいただくことで、認定NPO法人取得に大きく近づくことができます。
Waffleの活動を今後も広く、長く届けていくために、みなさまの温かいご支援を、どうぞよろしくお願いします。
未来へつなぐ想い、相続・遺贈寄付のご相談を受け付けています
大切な資産を、未来の社会をより良くするために役立ててみませんか?相続・遺贈寄付に関心のある方のために、司法書士法人によるご相談を開始しました。あなたの想いを次の世代へ届けるために、ぜひお気軽にお問い合わせください。
Waffleを支えるボランティアの皆さんのご紹介

Waffleの活動は、多くの企業・団体のボランティアの皆さまのご支援によって成り立っています。本ニュースレターでは、毎月ご協力いただいた方々を紹介していきます。先月は、世界最大のITインフラストラクチャーサービスプロバイダーであるキンドリルの日本法人、キンドリルジャパングループの皆さまにご協力いただきました。
全国で開催している「Waffle College キックオフ」では、ITやプログラミング未経験の学生たちがWebサイト制作を通じてテクノロジー分野のキャリアを疑似体験するプログラムを協働で実施。キンドリルジャパングループの社員の皆さまがメンターとして参加し、初めてのコーディングに挑戦する学生たちを丁寧にサポートしてくださいました。
おかげさまで、参加者にとってテクノロジー分野のキャリアを身近に感じる貴重な機会となりました。キンドリルジャパングループの皆さま、ありがとうございました!
清泉女子大学で開催された「Waffle College キックオフ」の様子は、こちらからご覧ください。
Waffleメンバーからメッセージ

Technovation Girls マネージャー 古瀬麻衣子
Waffle College生の外部ハッカソンでの1位・2位独占、そしてTechnovation Girlsの日本公式ピッチ大会と、この1ヶ月はWaffleのプログラムに参加する生徒・学生の素晴らしい成果に本当に感動させられました。
「最初は自信がなかった」「プログラミングなんて無理だと思っていた」そんな風に話していた参加者たちが、今では堂々と自分の手で開発した作品をプレゼンテーションし、技術を使って社会課題に挑戦している姿を見ると、私たちがこの活動を続けてきた意味を深く感じます。 特にピッチイベントで日本中から集まった小中高生と直接対話し、心の内を垣間見ることができたことで、より私たちが今後やるべきことが明確になった気がしました。
これからも、全国の中高生・大学生の「やってみたい」という想いを大切にしながら、一人ひとりの成長に寄り添い続けてまいります。引き続き、ご支援のほど、どうぞよろしくお願いします。
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