Forbes JAPAN誌が選ぶ “世界を変える30歳未満30人の日本人” にWaffle 田中沙弥果及び斎藤明日美が選出されました

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Forbes JAPAN誌が選ぶ “世界を変える30歳未満30人の日本人” にWaffle 田中沙弥果及び斎藤明日美が選出されました

IT分野のジェンダーギャップ を埋めることをミッションとする一般社団法人Waffle(所在地:東京都渋谷区、代表理事:田中 沙弥果、以下Waffle)は、この度Forbes JAPAN誌が発表した世界を変える30歳未満30人の日本人 「30 UNDER 30 JAPAN 2020」ソーシャル部門にて、Co-Founder/CEO田中沙弥果及びCo-Founder斎藤明日美が選出されたことをお知らせいたします。

▼インタビュー記事はこちら
「日本のジェンダーギャップはいつ埋まる? Waffleのふたりが目指す未来 #30UNDER30」
https://forbesjapan.com/articles/detail/37568

「30 UNDER 30 」について

 「Forbes」US版にて2011年に始まった「30 UNDER 30」は以降毎年、アートやテクノロジー、教育、メディアなど様々なカテゴリーから各30人を選出する「Forbes」の名物企画で、米国や欧州、アジアなどで実施しています。過去には、Facebook創業者のマーク・ザッカーバーグ、ヒップホップアーティストで初めてピューリッツァー賞を受賞したケンドリック・ラマーなど、各界の歴史に残る人物を選出。日本人としては、アジア版「30 UNDER 30」で、サッカー選手の香川真司やフィギュアスケート選手の羽生結弦が選出されています。

「Forbes 30 Under 30 JAPAN 2020」
https://forbesjapan.com/30under30/
 

Waffleの取り組み詳細

 Waffleは、IT分野のジェンダーギャップ を埋めるために、女子中高生向けIT教育及び政策提言を実施している非営利法人です。これまで女子学生に400名にダイレクト・リーチし、社会人を対象に800名に普及してきました。今年9月には東京都女性ベンチャー成長促進事業 APT Womenに採択されました。

■Waffle Camp
 Waffle Camp(ワッフル・キャンプ)は「これからのITをカラフルにする女の子たちへ」をコンセプトに、女子中高生向けのウェブサイト開発のスキルとプログラミング学習コミュニティを提供するオンライン・プログラムです。プログラムの提供内容は、事前学習、オンラインでのインタラクティブな1日教室、そして2週間の事後学習とともに、キャリアをイメージできるロールモデルとの対話を組み合わせており、女子中高生のIT分野への進路選択も支援します。

Waffle Camp詳細:https://www.camp.waffle-waffle.org/

<過去作品>

参加者が生徒会で使うために作成したウェブサイト

参加者が生徒会で使うために作成したウェブサイト

参加者が数学が苦手な妹のために作成したウェブサイト

参加者が数学が苦手な妹のために作成したウェブサイト<学生の声>
「htmlは学校でも一年生の時の情報の授業で基本操作を習い、見本の通りに作りなさいといった感じであまり楽しさというのを感じることができませんでした。でも、今回のキャンプで自分が考えた内容がコードを打ち込むことでどんどん形になっていくところに面白さを感じ、自分が将来やりたいと思うことの可能性が広がるんじゃないかなととてもワクワクしました。もっとプログラミングをやってみたいという気持ちになりました。本当に、ありがとうございました。」(高校生)

「(キャリアトークで)色々な国を行き来されている方で様々な場所のお話を詳しく伺えたのがとても新鮮でした!他にも英語をやることの大切さや、女性だからと言って諦めてはいけないという思いがさらに伝わってきて、私も見習って頑張りたいと思います!いつか女性差別が無くなって欲しいと私も思いながら活動しています!これからも応援しています!」(中学生)

■Technovation Girls 日本チーム運営
 「Technovation Girls(テクノベーション・ガールズ)」は、のべ世界100ヶ国、23000人が参加する女子中高生向けアプリコンテストであり、Waffleは日本パートナーを運営しています。 Technovation Girlsは、米国のSTEM教育系NPO「イリデッセント iridecent」が 2010年から主催しているコンテストで、技術力だけでなく、 ビジネスプランやピッチビデオなどが必要とされ、 総合的なアントレプレナーシップが求められるのが特徴です。 Waffleは日本パートナーとして、本コンテストの日本での普及を目指しています。

Technovation Girls詳細:https://technovationchallenge.org/

<過去作品>

<学生の声>
「今回習得したスキルを使ってこれからもコーディングを続けたい。さらにチームで学んだそれぞれの役割や計画をしっかり立て、これからはそれぞれの意味を最大限に発揮したい。」(高校生)

アプリの背景にあるビジネスやお金の回し方などを自分たちで考えることで、現実世界での経済の仕組みを理解するのにつながった。また、コードを書く時に、どのようなプログラムにしたらうまくいくのかなど、プログラミング思考を養うことができた。」(高校生)

「もともと進路はビジネス専攻を考えていました。今まではエンジニアリングとビジネスを切り離して考えていた。Technovationを通じて、全て繋がってることがわかったので、データサイエンス への進路を目指しています」(高校生)

■政策提言
 先月にて、第5次男女共同参画基本計画素案に対するパブリックコメントを内閣府男女共同参画局の橋本内閣府特命担当大臣(男女共同参画)にユース団体と共にユース提言書として提出など、政策提言を実施しています。

(写真:橋本大臣とWaffle田中・斎藤)

(写真:橋本大臣とWaffle田中・斎藤)
■各種イベント実施
 現在、2020年11月14日から28日まで開催されるAWS主催Girls’ Tech Dayの参加者を募集しております。全国の8〜24歳の女性を対象としたオンラインイベントで、プログラミングのワークショップやIT分野で働く女性の基調講演が用意されています。
・申し込みURL:http://bit.ly/girls-tech-day2020
・イベント詳細について
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000061202.html

プロフィール

■Co-Founder / CEO 田中沙弥果(たなか さやか)

<略歴>
1991年生まれ、大阪府富田林出身。小中高は田舎の公立・共学に通う。2017年NPO法人みんなのコードの一人目のフルタイムとして入社。文部科学省後援事業に従事したほか、全国20都市以上の教育委員会と連携し学校の先生がプログラミング教育を授業で実施するために推進。2019年にIT分野のジェンダーギャップを埋めるために一般社団法人Waffleを設立。2020年には日本政府主催の国際女性会議WAW!2020にユース代表として選出。SDGs Youth Summit 2020 若者活動家 選出。情報経営イノベーション専門職大学 客員教員。

<コメント>
この度は、「世界を変える30歳未満の30人の日本人」に選出いただき、とても光栄です。わたしが高校生のとき母親から「薬剤師になれば?給料高いし、食いっぱぐれないから」と言われ、文理選択では理系・生物を選択しました。あれから10年経ち、社会は急速に変化する中で、いわゆる「稼げる、手に職=安定」は資格だけでなく、ITスキルも同様だと感じています。私たちは今後飛躍的に伸びるIT分野により多くの女性を送りこむことで、彼らの自己実現に繋げ、社会全体のジェンダーギャップ を是正していきたいと考えています。

■Co-Founder 斎藤明日美(さいとう あすみ)

<略歴>
1990年生まれ、東京都出身。京都大学農学部、アリゾナ大学農業資源経済学大学院卒業後、Fracta Japan株式会社などを経て一般社団法人WaffleにCo-founderとして立ち上げに参加。過去に企業内で女性エンパワメントグループを発足、AIの倫理問題について講演をするなど、データサイエンティストとして働く傍らITのジェンダーギャップやそれに起因する社会問題を提起してきた。

<コメント>
この度は、「世界を変える30歳未満の30人の日本人」に選出いただき、ありがとうございます。私は中高一貫の女子校で育ち、女性である前に「人」として、自分の意見を持ち、自己実現に励むことを学びました。しかし、日本の女性がみなそのような環境にあるとは言えません。私たちは、ITという自由度の高い業界・そしてオープンなカルチャーをもつ分野への出会いを通して、日本の女性が自分の力を信じ、世界に影響を与えられる社会を作りたいと考えています。多くのジェンダーの参加を以て、SDGsをはじめとする社会問題の解決に向かっていきましょう。