世界最大級の女子中高生向けアプリ開発コンテスト「Technovation Girls 2024 日本公式ピッチイベント」を開催〜文部科学大臣賞は、AI × 日本の伝統文化“折り紙”で認知症問題に挑んだ中学生チーム!〜
IT分野のジェンダーギャップの解消を目指す特定非営利活動法人Waffle(東京都渋谷区、理事長:田中 沙弥果、以下Waffle)は、5月25日(土)に10代の女子およびジェンダーマイノリティ(*)を対象とした世界最大級の社会課題解決型アプリ開発コンテスト「Technovation Girls 2024 日本公式ピッチイベント(後援:文部科学省)」を東京・原宿にて開催しました。
Technovation Girls 2024には、全国47都道府県より、昨年の約2倍となる総勢409名、85チームが参加。大手企業をはじめとする社会人ボランティア150名超のサポートのもと、アプリを開発し、選抜された10チームが日本公式ピッチイベントに参加しました。
参加した中高生からは、「自分達のアイデアや熱意、問題の重要性を精一杯伝えることができた。」「他のチームの発表からもさまざまな視点や印象的なピッチのやり方を学べ、貴重な経験ができた。」といった声が聞かれました。
本ピッチの視聴者からは、「女性×若者のイノベーション力が、社会を元気に変えていく、未来社会を想像させてくれるイベントでした。」「(参加者の)プロジェクトを推し進める遂行力や企画力、チームワークと責任感、外部の人間を巻き込んでいくアクティブな姿勢などに感動しました。」といった感想が寄せられました。
Technovation Girlsは、米国のSTEM教育NPO「Technovation」が主催する、次世代の女性IT起業家の育成を目的としたアイディア・ピッチ(プレゼン)・技術力・起業家精神の4つを競い合う10代のためのテクノロジー教育プログラムです。本プログラムには、2010年の開始から現在までに世界100か国以上、34,000名以上が参加しています。
日本国内では日本リージョン公式アンバサダーであるWaffleが、他の教育系NPOなどとも連携しながら世界大会へ挑戦する日本国内の出場者を支援しています。
Technovation Girls 2024 日本公式ピッチイベントは、本部である米国で開催される世界大会とは別の日本国内の独自プログラムです。スタートアップの起業家が、アクセラレーターや投資家に対してプレゼンテーションするのと同様に、事前審査により選抜された10チームが、スポンサー企業(5社)の審査員に対してアプリと事業計画をプレゼンし、評価を受けました。
本年度の文部科学大臣賞、企業賞の受賞チームは、以下のとおりです。
◾️文部科学大臣賞
チーム名:Spes Dojo(スぺスドージョー)
折り紙を活用した認知症予防アプリ「OriPal(オリパル)」
◾️MetLife賞(メットライフ生命保険株式会社 提供)
チーム名:Spes Dojo(スぺスドージョー)
折り紙を活用した認知症予防アプリ「OriPal(オリパル)」
◾️Lenovo賞(レノボ・ジャパン合同会社 提供)
チーム名:Majaboot(マジャブー)
車椅子ユーザー向け電車乗り換え案内アプリ「SmooPe(スムープ)」
◾️ソニーグループ賞(ソニーグループ株式会社 提供)
チーム名:Anemone(アネモネ)
聴覚障害者向け災害時支援アプリ「Evammu(エバミュ)」
◾️日本総研賞(株式会社日本総合研究所 提供)
チーム名:Votivation Girls(ボーティベーションガールズ)
若者向け政治参画アプリ「VOTE QUEST(ボートクエスト)」
◾️Unity賞(ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社 提供)
チーム名:latte link(ラテリンク)
学生と外国人観光客のコミュニケーションアプリ「Flag Mate(フラッグメイト)」
■上記以外のファイナリスト(順不同)
・チーム名「SOYEES」(高校生向けにESG投資の学習機会を提供するアプリ「Princ」)
・チーム名「four years」(小・中学生を対象に食物アレルギーへの理解を深めることを目的としたシミュレーションゲーム「AllerBeit」)
・チーム名「Go Banana」(ゲームの中毒性を利用して小学生のスマホ依存を減らすことを目的としたアプリ「スマダン」)
・チーム名「Heartie」(生活困窮者を職場で孤立させないアプリ「HEARTIE」)
・チーム名「Refood」(福祉の視点から「食品ロス」の問題を解決することを目的としたアプリ)
Waffleは、テクノロジーを活用し社会を変えていく、次世代の女子&ジェンダーマイノリティのリーダーの育成を目指しています。より多くの中高生がITに興味をもち、自分もテクノロジーを活用し社会を変えられるという自信を醸成し、全国からそのようなリーダーが生まれることに重きをおき、Technovation Girlsの日本プログラムを運営しています。
今後、日本公式ピッチイベントに参加した10チームを含むチームが、10月にアメリカで開催される「World Summit(世界大会)」へチャレンジします。
・2024年6月初旬:セミファイナリスト発表
・2024年7月初旬:ファイナリスト発表
・2024年10月:「World Summit」開催
◾️ご参考情報
【日本公式ピッチイベントのアーカイブ動画は以下よりご覧ください】
https://www.youtube.com/live/uhQkl6HWPnM?si=0zvljPstmirp4kN5
【日本公式ピッチイベントを応援していただいている企業の皆様(50音順)】
<スペシャルスポンサー>
・メットライフ生命保険株式会社
・レノボ・ジャパン合同会社
<ゴールドスポンサー>
・ソニーグループ株式会社
・株式会社日本総合研究所
・ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社
※次回以降のプログラムへのスポンサーに興味のある企業・団体の方は、お気軽にお問い合わせください。
【Technovation Girls 2024 日本公式ピッチイベント 審査員】
・メットライフ生命株式会社 執行役員 内藤 なつみ 様
・レノボジャパン合同会社 コンシューマ事業本部 営業戦略部 本部長 柳沼 綾 様
・ソニーグループ株式会社 執行役員 松岡 直美 様
・株式会社日本総合研究所 勘定系業務バッチ移行タスクフォース 部長 髙橋 万紀 様
・ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社 Head of Japan Marketing 堀田 賀津子 様
【協力パートナー(50音順)】
・一般社団法人Women’s Startup Lab Impact Foundation Japan(https://www.amelias.jp/)
・公益社団法人ガールスカウト日本連盟(https://www.girlscout.or.jp/)
・全国高校生マイプロジェクトアワード事務局(https://myprojects.jp/)
・特定非営利活動法人みんなのコード(https://code.or.jp/)
・公益財団法人山田進太郎D&I財団(https://www.shinfdn.org/)
・ライフイズテック株式会社(https://life-is-tech.com/)
【Technovation Girls 2024にて参加者が取り組んできたテーマ(一例)】
・目標4「質の高い教育をみんなに」
地域の教育格差を解消するためのアプリ
・目標5「ジェンダー平等を実現しよう」
バイアス発言を楽しく減らせるアプリ
・目標9「産業と技術革新の基盤を作ろう」
ESG投資についてゲーム感覚で学べるアプリ
・目標11「住み続けられるまちづくりを」
耳の聞こえづらい人が災害時に安全を確保するためのアプリ
【Technovation Girls 2024の国内支援プログラム 支援内容】
プログラムの特徴として、初心者であってもスムーズにプログラムへ参加できるよう、日本からの応募者全員に対して、ビジネスの基本的な考え方が学べる「ビジネス開発講座」、プログラミング基礎や、生成AIをはじめとする最新の技術の第一歩が学べる「アプリ開発講座」を無料で提供しました。
第一線で活躍するビジネスパーソンや、本プログラムに関わるTA(ティーチングアシスタント) / メンターなどの社会人との接点を通じて、参加者が最後までモチベーション高く、学び、楽しめるよう支援しました。
また、パソコンやWiFiの無料貸し出しを行うなど、参加しやすい環境を用意しました。
・ビジネスの基本的な考え方が学べる「ビジネス開発講座」の無料提供
・プログラミング基礎や、生成AIをはじめとする最新の技術の第一歩が学べる「アプリ開発講座」の無料提供
・パソコンやWi-Fi機器の無料貸し出し
・第一線で活躍するビジネスパーソンによるビジネス・エンジニアリングメンタリング
・アプリ/事業計画へのフィードバックやブラッシュアップ等のサポート
・ピッチイベント(東京)へ参加する際の交通費の一部負担、他
【特定非営利活動法人Waffle(ワッフル)】 https://waffle-waffle.org
IT分野のジェンダーギャップ解消を目指し、性自認が女性やノンバイナリーの中高生・大学生・院生に無料でプログラミングを学ぶ場を提供しているNPO法人。中高生に向けた無料のWebサイト作成コース「Waffle Camp」、国際的なアプリ開発コンテスト「Technovation Girls」の国内での出場支援、企業との協働による各種イベントの開催、大学生・大学院生に向けた無料のプログラミング研修「Waffle College」を実施。また、社会構造の是正のために「経済財政運営と改革の基本方針(通称:骨太の方針)」など政策に積極的に提言している。2020年、第4回ジャパンSDGsアワード「SDGsパートナーシップ賞」受賞。主な著書に「わたし×IT=最強説 女子&ジェンダーマイノリティがITで活躍するための手引書(リトルモア刊)」。
(*)米国・「Technovation Girls 2024」の募集要項に沿って、「Technovation Girls」に興味のあるトランスジェンダーの方はもちろん、ノンバイナリーやジェンダー・ノンコンフォーミングを自認する方で、女性向けの環境で学習したい方を対象とします。
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